WEB考見

漫画広告やナレーションを含む新時代のWEB広告を中心に色々考えて見てみて、つらつら書き連ねるブログです

TikTokに対抗 YouTube shorts(ショート)は稼げるのか そのメリットとは

インターネットが出来てから長い年月が経ち、私たちが得られる情報は大きく膨れ上がりました。

しかし様々な選択肢を得た故に、どれを調べたらいいのか分からない。どれが有益な情報なのか判断がつかない。有益な情報や体験に、たどり着くまでの苦労が多い。

という弊害も同時に抱える事にもなりました。

 

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結果、現代のネットユーザーの間では『あまり頭を使わず手軽かつ簡単に』有益な情報を得たり未知の経験をしたい。というニーズが増しているんだとか。

 そしてそのニーズに合致し爆発的成長を見せたのが中国発の動画投稿アプリ『TikTok

prtimes.jp

 

スマホなどで気軽に視聴でき、なおかつ自身で用意された音楽等をつけて手軽に投稿できるショート動画投稿サイトとして『気軽』『簡単』『手軽』な情報と体験を求める上記のユーザー事情を満たしたTikTokは、トレンドの最先端の発信先として日本だけでなく世界中の若者に大流行することとなりました。

かくしてショート動画投稿サイトとして一強の立場を確立してきたTikTokですが、今それに待ったをかけようとしています。

それがアメリカが誇る大企業Googleのメインコンテンツ『YouTube』。TikTokに対抗すべく、2020年12月より『YouTube shorts』をスタートさせました。

YouTube shorts そのメリットは『チャンネルの広告』

YouTube shortsとは15秒~60秒までの短い動画をスマートフォンなどで視聴できるYouTubeショート動画として投稿できるシステムで、簡単に言ってしまえば『YouTubeTikTok』です。

最近では元乃木坂のエース白石麻衣さんがYouTubeショート投稿をしようという企画が注目を集めました。

 

www.youtube.com

 

YouTube shortsの最大のメリットはTikTok同様に『気軽』『簡単』『手軽』という条件を満たした動画を投稿する事で若いユーザーの関心を惹き、再生回数を伸ばして新しい視聴者を増やすことが出来るという点です。

近年芸能人の参戦などの影響やYouTuberの飽和により、新規参入者の壁は非常に高くなってしまい、『バズる』事が非常に難しくなりました。

しかしshort動画であれば投稿さえすればチャンネル登録者以外にもランダムで表示されるため、通常の動画よりもユーザーに見つかりバズるチャンスは高い訳です。

言ってしまえば自身のチャンネルをアピールする『広告動画』のようなもので、すでにshortsのメリットを利用し1~10万人の壁を突破したYouTuberも多々存在します。

YouTube shorts は現時点では儲からない 2022には可能性も

気になるのは通常のYouTube同様点、このshort動画では収益が得られるのかという点ですが、結論から言えばYouTube shorts の動画は広告表示がないため、いくら再生されても収益を得る事はできません。

そもそも手軽にストレスなく見るのがショート動画の利点なので、広告をつけてしまっては本末転倒になってしまいますよね。

現段階では直接収益には結びつかないものの、視聴者を増やしチャンネル登録者を増やす事が最大の利益といえるでしょう。

 

ただ将来的に収益化される可能性はあると運営元のGoogleが言及しています。

 

YouTubeショートがトップクリエイターに2022年まで報酬、約109億円のファンド創設 | TechCrunch Japan

 

 

記事概要

  1. 2021年から2022年の間に最も視聴され、あらゆる高指標を得た動画を投稿したクリエイター(動画投稿者)には1億ドル(約109億円)の資金から、報酬を支払う準備がある。
  2. いまだ受給資格や指標の基準などは示されていないものの、報酬を受け取れるのは毎月「数千名」程とYouTube側は予想。
  3. 報酬支払の方法や受賞資格などの詳細は、数カ月後

 

 

収益化といえど通常のYouTube動画とは違う『ランキング褒賞』が予想されます。

また報酬を受け取れるのは世界中含めて「数千名」程との事なので、日本でも稼げる人は数名いるかいないか程なので、YouTube shortsは収益を得る事は目的とするのではなく、自身のチャンネルの『広告動画』と割り切って利用するべきでしょう。